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このままうたわせてよ!

SixTONESの田中樹くんを細々と応援しています

シンポジウム「アイドルと建築」に行きました

おひさしぶりです。ブログの更新頻度が低すぎるあまり自らブログ更新に対するハードルを上げてしまっているような気がしてきてこれはいかんもっと常日頃から長文を書けるようにならねばと思ったため今後はもっと軽いノリで気安くブログを書く人になろうと思います。さてさて前置きが長くなりましたが、

 

第12回Aプロジェクトシンポジウム

「アイドルと建築」

濱野智史 × 松島潤平 × 坂東幸輔

 

にお邪魔してきました。

こちら。

 

濱野さんについては「AKB48白熱論争*1」で名前をお見かけしたことがありました。

AKB48白熱論争 (幻冬舎新書)

AKB48白熱論争 (幻冬舎新書)

 

あとは最近アイドルグループをプロデュースしはじめたとかそんな噂を聞いたような?くらいの知識。

ここ1、2年くらいアイドル文化について勉強したい欲がやたら湧いてくるのと、建築を学んでいる人が身近にいる大学生活を送っていてそういった分野にも興味があったのでツイッターで告知を見つけてホイホイ申し込みました。んで今日行ってきました。

おもしろかったしせっかくなので覚え書き程度の感想を。発言内容とかはメモも取りましたがあまり信用せずに一個人の感想程度に受け止めてもらえるとありがたいです!

 

まずはお三方それぞれのお話。

 

 1.坂東幸輔さん

徳島で空き家を再生したまちづくりを行っている建築士の方。様々な事例を紹介されていたけどどれもとても魅力的。

アイドルに関しては、地方の田舎に若者を呼び込むには?という課題に対して、アート・社会貢献・教育の他にアイドルも効果があるのでは、というお話。地方でのアイドルビジネスにはいくつかのパターンがあるが、Negicco*2のようにアイドルを育む土地としてブランド化するだけでなく、NGT48*3のように既存の文化の中に地域性を取り込んで活動していくのも面白い、とのこと。

ジャニでいうと関東関西の話になるのかなあと思うけど、既存のジャニーズ文化に関西特有の空気を加えて上手く「関西ジャニーズJr.」という個性を作り上げたのはすごいよなあ…遡るとキンキさんや関ジャニ∞の話になるんだろうけど、それを形成したのが他でもないアイドルたち自身だからすごい。お笑い要素だったり東京の奴らには負けない!みたいなガッツだったり、そういった部分はどこか関東VS関西的な構図があるからこそより魅力的に見えるのかもしれない。

 

 2.松島潤平さん

こちらも建築士の方。アイドルと建築家の類似点やそれぞれの構造についてのお話。建築家にとっても自分自身のキャラクターを持つことはとても大事なんだとか。外国では分野が違えば土俵も違うけれど、日本は分野が違っても同じ土俵で比べられたり戦ったりする国。そんな「ヘタれやすい文化構造」の中でアイドルが存在すること、アイドルはヘタレ文化から生まれたけれどマッチョ的な内部構造を持っていること、アンチと戦う中でヒロイズムを形成していくことなど。

私のすごく個人的な趣味なんだけどアンチのいないアイドルを応援したってつまらない!と思ってるし、アンチと戦って強くなっていくドラマもアイドルを輝かせるものなんだろうなあ。個性があることってやっぱり大事。

 

 3.濱野智史さん

アイドル文化というものは外から見るとすごく特殊で、一部の熱狂的ヲタしか理解できないようなものでありながら、その内側はすごく普遍的で他の何にでも当てはまるものだ、とのこと。アイドル現場で作られるヲタ同士のコミュニティについてのお話など。そこにアイドルが一人いるだけで自発的に何十人、何百人のコミュニティが発生する現象はすごく不思議。生誕委員などアイドルヲタクの自主性、能動性はたしかにすごい。人はみんな社会貢献ができる場所を求めていて、アイドルを推すことで人のために何かができて満たされる、といった構造はおもしろい。

ジャニヲタ内で形成されるコミュニティにもいろいろあるけど、分母が大きすぎるからコミュニティの数も無限にあるしヲタ度合いの幅も広いから地下ドルのような「現場に行ったらほとんど顔見知り」みたいな現象はまず起きないなあ。待ち合わせにすら苦戦するしね…*4。自主性に関して言えばJr.担の方が圧倒的に強いように感じる。雑誌社にリクエストのハガキを出したり番組に要望メールを出したり売り上げを伸ばすために何冊も買ったり、それで良席のチケットやファンサがもらえるわけではないけど、「利益を顧みずに、誰かのために何かをする」ことに喜びを見出してるんだろうなあ。

 

そして濱野さんの「現場に行かないとハマらない」発言を実証するためのようなPIPのライブ。がっつり4曲。空井さん*5に一目惚れした。あとゆいたん*6の踊ってるときの笑顔がすてき。もかろん*7はマイクを持ってない時でも地声で歌ってるのが聴こえてきてすごい子だなあ。

 

それから濱野さんの「レスが好き」発言からレスについての話題に。

松島さん「こちらを見られているような感覚になる絵は怖い。こちらが見る側であるだけなら怖くはないけれど、見られる側になると立場が全然違う」

ファンサも同じことだけど、常に「見る」側なのに突然「見られる」といきなり世界が豹変したように感じるのはそういうことだったんだな〜。

濱野さん「レスには性格が出る。すごくうまい子もいるし、すぐに目を逸らす子もいる」

またその後の質問コーナーの中の話題で、濱野さん「レスは多対多の時に発生する」という発言も。観客もステージ上の何人かのアイドルの中から誰かを選んで見ていて、アイドルも多数の観客の中から誰かを選んで見ている、というお互いに「選んでいる」状況のときに発生するからこそ価値を持つんだとか。確かにソロ曲の時にファンサされても「いや今は会場全員お前のこと見てるから今ファンサされてもちょっと気まずい…」みたいになりそうだなとちらっと思った。

 

それから空井さんがPIPに入った経緯の話。ここで空井さんが呼ばれて参加。

空井さんは大学4年生で就職活動をし内定を貰ったにも関わらず、それを蹴ってPIPとして活動しているんだとか。ここに詳しく書いていいのか分からないので割愛するけど空井さんの「純粋に人を笑顔にしたい」という信念がすてき。また「PIPはアイドルのセカンドキャリアを考えているから」という理由もあり、キャリアとしてのアイドルとは、という話に。

元引きこもりのアイドルなどを例に出し、坂東さん「社会に出て普通に就職することができない人の受け皿としてのアイドルや、教育機関としてのアイドル」のあり方もありうる、とのこと。濱野さん「PIPのグループとしての目標はあるけれど、個々の目指す先はそれぞれでいい」など。

「教育機関」と考えると小中学生の男の子を一人前のアイドルに育て上げるジャニーズもそれに近いものはある気がするけれど、そこに「セカンドキャリア」という単語は存在しないし、むしろ長年ジャニーズという場所にいると外では生きていけなくなるようなある種の脆さすらあって、それはそれでまた美しいと思ってしまうんだよなあ…。

 

質問コーナーでは途中からマイク渡し係になる空井さんがかわいい。空井さんは人の話を聞く態度がすごく良い。

 

具体的なアイドルのセカンドキャリアについての話も。

濱野さん「人前に出る仕事なら何でも有利だと思う。特に政治家と介護士」アイドルを尊敬しコミュニティを形成して応援するシステムはもはや自治体化しているから、とのこと。

濱野さん「自分の推しに介護してもらえるなら10万も20万も払いますよ」

その気持ちは…わかるかもしれない……。

 

また男性アイドルについてどう思うか、という質問。

濱野さん「男性アイドルの現場にも行ったことありますよ。レスをもらったときは気持ちよかった。男性アイドルだからダメっていうのはない。」

イケメンの男ヲタを集めてアイドルにすればレスとかも分かってるしイケるのでは?!と思ったけどすぐファンを食いそうだからだめだという結論になったそうな。

濱野さん「男女平等が今後進んでいけば変わるかもしれないけれど、今の社会構造上、どうしても男性の方が収入が多い。すると男性が女性にお金を払う、という流れになる」

この人はジャニヲタがどれだけの額をアイドルに投じているかを知らないな…あのな…世の女性はな…お金持ってるんだぜ*8……。

 

そんなこんなでとっても充実した3時間でした。建築寄りの話もアイドル寄りの話もおもしろかった!最後にPIPの無料全握あったからちゃっかり接触してきた!みんなかわいい!!

*1:ぱらぱらっと読んだけど「『ジャニーズ系』という言葉があるようにジャニーズは没個性的。それに比べてAKBには市川美織から篠田麻理子までいる」というような文章があり「こっちだって城島茂からマリウス葉までおるわ!!」と思った

*2:坂東さんはNegiccoが好きらしい

*3:新潟にはドルヲタが全然いないらしい。東京にはある市場が地方にはないため、そこで受け入れられる方法を考えて変えていく必要がある

*4:東京ドームで「三角のオブジェのところにいる!」って言ってもなかなか会えない現象

*5:空井美友さん

*6:橋田唯さん

*7:柚木萌花さん

*8:というかそのために働いている