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双眼鏡レンタル、結構いいかもしれない

2年くらい前に双眼鏡を買い替えたとき、防振双眼鏡の購入をかなり前向きに検討したものの、結局のところ購入には至らなかった。その理由は2つ。

①重い。肩こりがつらい私にはあれを構え続けるのはしんどい。

コスパが悪い。舞台よりコンサートが好きだし、ずっと双眼鏡を構えているというよりはペンラを振って躍りたいタイプなので投資額に見合った恩恵を受けられない。あと防振への投資の元をとるより先にヲタ卒したい(できない)。

 

というわけで防振の購入をやめた私は「軽い」「視界が明るくて広い」「予算2万円台くらい」という条件で双眼鏡を探し、今の相棒に出会った。

この子です。

 ※アフィじゃないからこの記事中のURLからアクセスしたり買ったりしても私には1円も入らないよ!

相棒、めっちゃいいやつ。自担の主戦場はホール〜アリーナ規模の会場だから8倍でも全然足りる。質のいい双眼鏡を求めるオタクがみんな口を揃えて言うことなので私が今さら言うまでもないけど、やっぱり明るさは大事だね! 倍率より明るさを優先してよかった!

 

さて、ここまでが前置きです。

そんなふうに相棒くんと仲良くやっていたものの、あるとき私はとある事情により12倍の防振双眼鏡を手に入れなければならなくなってしまいました。

とある事情というのは、

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EXILEにハマったという事情です。

EXILEのライブツアーはもちろんドーム規模。なんとか取れたツアー初日のチケットは京セラドームのビスタ席、つまりド天井。しかもメンバーは15人もいるので、ステージ上にいる推しを探し出すだけで一苦労。しかし何が何でも推しのパフォーマンスを鮮明に見たい。どうしても見たい。これはもう12倍の防振双眼鏡しかない。
こんなことならあのとき防振を買っておくんだった〜! と後悔しかけたものの、十ウン年のジャニヲタ生活を経てまさか突然EXILEにハマるなんて夢にも思わないじゃないですか。2秒で諦めたよね。

あとこれは余談なんだけど、EXILEは今回の公式ツアーグッズで双眼鏡を発売しているんですね。ところが公開されている商品情報はサイズと重量と倍率が8倍であることのみで、明るさもレンズ径もわからない。そんなスペック不明なもの買えないよ〜!

 

そこで改めて防振の購入を検討したものの、やっぱり重さと値段がネック。購入するより他にもっといい方法があるのでは…?

そこで今回利用してみたのが双眼鏡レンタルサービス。そんなものがあるなんて私も今回初めて知ったし、周りの友達に話しても「そんなのあるの!?」って結構言われるので、実際に使ってみた感想を書いていきたいと思う。

 

もくじ

 

「ミルック」を使ってみた

 

今回はミルックさんを利用しました。
mi-look.jp

双眼鏡のレンタルを行うサイトは探すといくつか出てくるんだけど、その中でここを選んだ理由は次の3つ。

①料金の安さ。他社とそう大きく変わらないけど、他社より高くはない。

②防振双眼鏡を複数種類取り扱っている。他は1種類しか取り扱ってないところが多かった。

③オタクに優しそう。webサイトを一度見てもらえればわかるんだけど、どこからどう見てもジャニヲタがジャニヲタのために作ったサービスでしかない。需要をわかっていそうという安心感がすごい。

 

利用の流れはこんな感じ

 

①会員登録

登録を済ませるとレンタル申し込みができるようになる。ただし申し込み手続きを完了させるには本人確認が必要なので、この段階で本人確認書類を提出。

 

②申し込み

希望する双眼鏡の機種、台数、利用日等を選択。

在庫状況はカレンダーで見れる。今回は利用日の半月ほど前に申し込みをしたところ、EXILEのファンでここを利用する人はまだ少ないのか、在庫には余裕があった。ジャニ現場の日はちょっと混み合ってるっぽい。 

ちなみに同社で取り扱っている双眼鏡は4種類。

サービス案内・料金 | ミルック双眼鏡レンタル - milook

防水双眼鏡も取り扱ってるからスタジアム系の現場に行くときも使えそう。今回は購入検討の材料にもしたかったので、「買うとしたらこれかな」と思ったVixen ATERA H12×30を選んだ。

ビクセン(Vixen) 防振双眼鏡 ATERA H12x30(ベージュ) 12倍 30mm 11493-1

ビクセン(Vixen) 防振双眼鏡 ATERA H12x30(ベージュ) 12倍 30mm 11493-1

 

防振にしては420gと軽いところ、スイッチがレバー式なのでボタンを押さえていなくてもOKなところ、12倍防振の中では比較的安めなところがよさそう! もうひとつのCanon 12×36 IS IIIは似た機種を友人に借りて使ったことがあったので、「使ったことがない双眼鏡にチャレンジしたい」というのもありこちらを選択した。

レンタル料金は種類と日数によって異なる。今回はキャンペーン割引を使用して5000円ちょっとで利用できた。

 

③受け取り

公演前日に自宅に届くよう申し込みをしていたところ、ライブの約1週間前に予定が変わり急遽前乗りすることに。問い合わせてみると4日前までに連絡すれば配送先を変更できるということなので、配送先を宿泊先のホテルに変更してもらい、ホテルのフロントで受け取った。これは遠征時に便利〜!

中身は以下の通り(写真撮ろうと思ったのにすっかり忘れてた)。

・防振双眼鏡本体(ストラップつき)

・乾電池

・双眼鏡ケース

・返却用の着払い伝票

・返却時に段ボールに封をする用のテープ

・返却方法の説明用紙など

電池を入れればすぐに使えるし、段ボールに戻して封をすればすぐに返却できる。楽ちん。

 

④使用

ビスタ席でいざVixen ATERA H12×30を使用。

軽い!! すごい!! 防振なのに軽い!! 視界も鮮明で、ビスタからでも推しの表情がくっきり見える。でもやっぱりCanonの防振に比べるとやや視界がブレやすいな~という印象。スイッチを数分に1回切らないと自動的にオフになるのもちょっと面倒だった。それでも軽さや値段を考えると十分かなと思う。

あと「15人もいるメンバーの中から推しを探し出すのは大変なのでは…」と構えていたものの、普段のJr.現場では似たような背格好の男の子たち数十人の中から自担を探し出す作業を当たり前にやっているため、たった15人しかいないEXILEの中から青い髪の推しを見つけ出すのは正直かなりイージーモードだった。私なんであんなに構えてたんだろう…自分がJr.担であることを忘れてたのかな…。

 

⑤返却

借りたもの一式を段ボールに詰め込んで封をし、宿泊先の近くのコンビニに持ち込んで着払い発送の手続きをして終了。

数日後、ミルックさんから「ちゃんと返却されました」という旨のメール連絡をいただいた。そのあと感想メールも送ったけど対応が丁寧で好印象。

 

使ってみて感じたメリット・デメリット

 

メリット

・双眼鏡を買う前に使い心地を試せる

・めったに使わないのであれば買うより断然安い

・申し込みも返却もラク

・ホテル受け取り・コンビニ返却にすれば遠征時の荷物が減る

 

デメリット

・借りた双眼鏡が壊れていた、予定どおり受け取れなかったなど、当日使えないリスクがある(故障や配送ミスの際は規定に沿って返金対応などをしてくれるそうなので、到着後の動作確認は必須)

・たくさん使う場合は買うより割高

・申込み締め切りは使用開始日の5日前までなので、たとえば今回のように「天井席だったから防振を借りよう」ということができるのは事前に座席がわかっている場合に限られてしまう。数日前にならないと座席がわからない電子チケ、当日にならないと座席がわからないデジチケなどの場合は使い方が難しい

 

ちなみにVixen ATERA H12×30の購入は今回は見送った。EXILEのツアーは初日のビスタ以外は8倍の相棒くんで十分足りている。やっぱり買うには高いんだよな。あと演出がいいから席が遠くても楽しめるのがいい。

事前に席がわかっている公演で、なおかつステージから遠い席のときはまたレンタルしてみたいな〜と思いました! おしまい!